RX8 パトカー(高速31)

以前都内を散策していて、目に留まったパトカーがあります。
それはマツダが平成中期(2003-2012)に生産していたスポーツカー、RX8です。
銀座の警察博物館の入り口に飾ってありました。
新しい車両かなと思って近づいたら、歴戦の車両でした。
展示されていた車両は高速道路交通警察隊で使用されていた「高速31」です。

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特徴としては、ロータリーエンジンを搭載していることと、観音開き4ドアということが挙げられます。
ロータリーエンジンは皆さんご存じの通り(?)、エンジンの内部におむすび型の回転機構が入った代物で、低振動・低騒音という長所を持っています。 ロータリーエンジンを搭載している現行(?)車両といえば、e-Paletteで、オリンピックが開催されていれば今頃選手村を巡回していたかもしれません。 ちなみにe-Paletteは一言でいうと自動運転バスのことで、詳しい説明はこちらです。 e-Paletteにロータリーエンジンが乗ってる理由としては、ロータリーエンジンが小型であり、バッテリーを充電するエンジンとして可能性があるかららしいです。
観音開き4ドアというのは前席ドアが前から開き、後席ドアが後ろから開くもので、乗り降りしやすい反面、安全性に難ありな形式です。 (このRX8では後席ドアを閉めてから前席ドアを閉めるようになっており、安全性に配慮してあるみたいです。)

ロータリーエンジンと言えば水素で動かすことができるという、水素ロータリーエンジンの話がありましたが、この話は凍結されてしまったようです。。。
いつか芽を出すといいな、なんて思っています。