LEDを使った女優ミラーの作り方 ドレッサー製作の後編

はじめに

以前ドレッサーを作りました。 ドレッサーの蓋には大きな鏡を付けたのですが、鏡の脇にはライトがなく、いわゆる女優ミラーのような鏡にはなっていませんでした。
このままだと、化粧するときに、顔を照らしてくれるライトがないため、化粧がうまくできません。 そこで今回はLEDを使って女優ミラーにつける女優ライトを作りました。 gypsophilarupi.hatenablog.com

作りたいライト(女優ミラーとは?)

イメージとしては下図のような感じです。鏡の両脇にライトがついていて、顔を照らしてくれるようにしたいです。 画像では、LEDが鏡に埋まっていますが、鏡を加工するわけにはいかないので、鏡の両脇にLEDライトの棒をつけようと思います。 f:id:GypsophilaRupi:20210222204637p:plain

材料

  • 5mm白色LED OSW5DK51A5A 20個
    外から黄色いのが見えなく、白いのが特徴です。他のLEDは黄色いものが多いです。

  • LED光拡散キャップ(5mm) 白
    LEDが黄色い可能性があったので、それを隠すために買いました。結局LEDの電球自体は白かったのですが、まぶしかったので、このキャップを付けました。

  • 定電流源IC(20mA) 4個
    LEDに直列に繋げばLEDに流れる電流が20mAになる優れものです。

  • プラスチックケース SW-65B
    回路を入れる箱です。

  • 波動スイッチ DS-850K-S-ON
    ON・OFFが書いてあってわかりやすいパネル取付型スイッチです。

  • 2.1mm標準DCジャック MJ-60

  • ACアダプター
    家に落ちていた15VのACアダプタです。

  • 配線モール
    家に落ちていた白の配線モールです。LEDの配線を隠すために使用しました。

  • その他
    基板、電線やコネクタは適当に家にあるものを使いました。

回路図

LEDは鏡の片側に10個、合計20個使うことにしました。実際はそんな数は必要なかったと今では思ってます… LEDの後についている記号は定電流源です。
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製作手順

配線モールにLED用の穴を開ける

家に転がっていた配線モールにLEDの電球を出す穴を20個開けます。 そのモールを半分に切ります。

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LEDを取り付けてハンダ付けする

穴の開いたモールにLEDを取り付けます。足を曲げて、LEDが5個ずつ直列繋ぎになるようにハンダ付けします。
LEDは穴にはめただけで、接着剤は使っていません。

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試しに光らせてみる

回路を作る前に試しに安定化電源を使って光らせてみました。眩しかったのでLED光拡散キャップをつけることにしたのが右の図です。

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回路を作る

回路図の通り、配線します。定電流源はLEDと同じで向きがあるので注意です。 f:id:GypsophilaRupi:20210222194812j:plain

回路を入れる箱を作る

回路を入れる箱を作ります。この箱にはスイッチやDCジャックを取り付けます。 カタログを見ながらスイッチやDCジャックの取付穴、LEDに繋がる電線のための穴を箱に開けました。穴は家にあるフライス盤で作りました。

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箱に回路を入れてハンダ付け

箱に回路を入れて、スイッチやDCジャックを取り付け、はんだ付けします。

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ドレッサーにLEDをつける

モールの裏に両面テープをつけて、ドレッサーの蓋に取り付けます。 ドレッサーの奥に穴を開けて電線を通し、ドレッサーの側面に回路を入れた箱を取り付けます。

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LEDを点灯

LEDが無事点灯することを確認して完成です!

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感想

今回は自作ドレッサーの鏡にライトをつけてみました。ライトを付けて化粧をしてみましたが、なかなかいいです。 気づかない方が幸せかもしれない化粧のムラまでわかってしまいます笑
今回はLEDを20個も付けましたが、LEDのキャップをつけないなら10個くらいでもいいかもしれません。
結構簡単にできましたし、家にあったもの使ったので1500円もかからずに作れました。
(自作した取っ手を除いたら)女優ミラーつきドレッサー全体で1万円いってないです。
ドレッサーを使うたびに嬉しくなるので、自作はいいものだなと改めて思ってます。
次は何を作ろうかなと思案しています。(磁石は忘却の彼方です笑) それではでは。

バレンタインのお菓子作り

はじめに

バレンタインと言えばチョコレートですが、最近はバレンタインにチョコレートを使ったお菓子を作っていません。 私自身はチョコレートが大好物なのですが、旦那さんはチョコよりもチーズ派なので毎年チーズケーキを作っています。
今年はベイクドチーズケーキとエアーチーズケーキを作ったので、紹介します。
ちなみに、チョコ派の私のおすすめのチョコはリンツです。

今週のお題「チョコレート」

ベイクドチーズケーキ

12cmの丸型のチーズケーキを作りました。 参考にしたレシピは電子レンジのレシピクックパッドです。
土台の部分はクックパッドを参考にし、土台の上は電子レンジのレシピ(アプリコットジャムは塗りませんでした)を参考に作りました。
作ったチーズケーキのが写真の通りです。出来てからすぐに型から外そうとしたので、形が崩れてしまいました。 電子レンジのレシピにもかならず冷めてから型からはずしてくださいとの注意書きがありました。。。
出来立てと、冷蔵庫で冷ましたものを食べましたが、冷ましたものの方がチーズの味がしっかり感じられるかなと思いました。
出来立ても冷ましたのも美味しいのは美味しいのですが、個人的には焼く前の生地の方が好きです笑

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エアーチーズケーキ

クリームチーズのパッケージに書かれてあって気になって作った一品です。
参考にしたレシピはこちらです。ケーキというよりクリームですが、出来たクリームをビスケットに付けて頂きました。
これはクリームチーズの濃厚な味が生クリームによっていい感じに和らいでいて優しい味です。
凄く簡単にできちゃいますが、ベイクドチーズケーキよりも好きな味でした。パンに付けて食べても美味しいと思います。

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最後に

チーズ派でなくても、エアーチーズケーキはパクパクと食べれちゃう一品でしたので、ぜひ試してみて頂きたいです。
ただ、チョコ派としてはチョコレートを使ったお菓子作りもしたいところです。
お勧めのリンツですが、どのフレーバーがどのような味なのかは今度レポートしたいと思ってます。

10000円以下で行った蓋付きドレッサーの自作 前編

はじめに

今までお化粧をするときはファンデーションケースについていた小さな手鏡を使ってました。また、化粧品も机に置いていてまともな収納箱がない状態でした。 そこで今回はミラー付きの収納箱、ドレッサーを作りました!
いわゆる女優ミラーと呼ばれる鏡の横に付いているライトは鋭意製作中なので今度共有します。

全体像

ポンチ絵ですがこんな感じのものが作りたかったです。(ポンチ絵が下手で恥ずかしい… )棚に収納箱を取り付けたようなドレッサーです。棚には鞄とかアクセサリーボックスとかを置いて、収納箱には化粧品を入れれるようにしたいと思いました。
収納箱にはミラー付きの蓋をつけることによって収納性(閉まったときにスッキリするか)と作業性(メイクのしやすさ)を両立します。 f:id:GypsophilaRupi:20210131234557j:plain

材料(cm表記)

  • IKEAの棚セット
    ・IVARサイドユニット30×179 2セット
    ・IVAR棚板42×30 3枚
    ・スジカイ1セット

  • ホームセンターで購入した板
    ・ファカルタ材 91×40 1セット
    ・ファカルタ材 91×20 1セット

  • その他
    ・ガラスミラー(ロンスオースミラー) 21×30 1枚
    ・丁番 1セット
    ・ブラスチック性ミニダンパー 2本
    ・木ネジ
    ・手作り取っ手 ※ライトはまた今度

こだわりポイント

蓋にダンパーを取り付けることで指が挟まれても大丈夫なようにしました。
ミラーはおそらくガラス製なので綺麗に写ります。
収納箱の側面と蓋には安さと見た目でファカルタ材を採用しました。(強度は少し心配)

ドレッサーの組み立て手順

収納箱の作成

箱板のカット

大きな板から箱板のサイズにカットしてもらいます。今回はホームセンターでカットしてもらいました。
ホームセンターでのカット依頼は手書きで簡単にできるのでよかったです。

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側面板の組み立て

ボンドをつけた状態で側面を組み立てたあと、木ネジで固定します。

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底板と側面板の合体

底板にはIKEAの棚板を使います。まず底板には下穴を開け、木ネジを途中まで(底板からネジの先端が出ない程度)入れます。 側面板にボンドをつけた状態で底板と合体し、木ネジで固定します。

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蓋の取り付け

蓋の奥の板は側面板とボンドでくっつけます。 蓋の丁番は木ネジで取り付けます。木ネジを取り付ける前に、一応下穴を開けました。
蓋には取っ手用の穴を開けて手作りの取っ手を取り付けてます。取っ手の作り方については過去の記事を参照ください。

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gypsophilarupi.hatenablog.com

ダンパーを取り付ける

ダンパーを引っ掛ける溝を作り、ダンパーを両面テープで取り付ける。

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IKEAの棚の組み立て

収納箱を取り付け

IKEAの棚に収納箱を取り付けながら、棚を組み立てます。棚板はピンでサイドユニットに固定するだけなので簡単です。
すじかいもセットで組み立てますが、すじかいが収納箱の蓋のストッパーになるようにしました。 f:id:GypsophilaRupi:20210201002948j:plain

鏡を取り付ける

両面テープで鏡を蓋の裏に取り付けます。 f:id:GypsophilaRupi:20210201003028j:plain

ドレッサーの完成

とりあえずドレッサーの形になりました! ダンパーも上手く機能していていい感じです。 ミラーの両脇に自作ライトを取り付ける予定ですが楽しみです。 これで大きなミラーで化粧ができそうです。
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感想

1万円以内(8000円くらい)で棚付き蓋付きドレッサーを作れて大満足です。 ダンパーもいい感じに機能してくれてます。 収納箱の中には100均の箱を入れて化粧品を綺麗に収納したいです。
次はLEDライトを使った女優ミラーのライトの作り方についてなので乞うご期待を。

ネジチョコを頂いた感想

はじめに

最近ネジチョコとやらを頂きました。北九州のお土産だそうです。
その名の通りボルトとナットの形をしたチョコでした。
このボルトナットは実際に締めることができます。
公式サイトによると、チョコの型は3Dプリンターで作られているとか。
切削でなくて3Dプリンターなんですね。時代を感じます。

開封の儀

外観パッケージはこんな感じです。ボルトの頭をイメージして六角形の箱なのでしょうか。可愛らしいデザインです。 箱の中には1組のボルトナットが個包装で入っています。

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個包装を拡大するとこんな感じです。

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個包装を開けるとこんな感じです。 ボルトナットは難なく締めることができます。

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食べた感想

肝心?の味ですが、ビター目のチョコの味でした。
形を保つ必要があるからか、くちどけなめらかというわけではありませんが、チョコ好きにとっても過不足ない味だと思います。
甘すぎるわけでもなく、ビターすぎるわけでもなく、ついつい手が伸びる一品だと感じました。
まだ冷蔵庫に眠っているボルトナットたちがいるので、のんびり食べ進めようと思います。

陶土を使った取っ手(つまみ)の自作

はじめに

明けましておめでとうございます。
実は最近蓋付きのドレッサーを製作中なのですが、蓋の取っ手が必要になったので取っ手を自作しました。 取っ手について色々調べたところ、セラミックつまみがおしゃれで可愛いなと思いました。完成品を購入しても良かったのですがオリジナルなものが作りたいと思い、陶土で取っ手を作ることにしました。また、余った粘土で花瓶も作りました。今回はそのレビューです。

使った材料

  • オーブン陶土:オーブンがあれば陶器ができる、優れものです。 f:id:GypsophilaRupi:20210111215150j:plain

  • アクリル絵の具:陶土に色を付けるための絵の具です。

  • ねんどニス:陶器はそのままだと表面がざらざらしているので、表面をつるつるにするために使いましたが、気泡ができて上手くいきませんでした。

  • ボルトナット:ナットは陶土に埋め込みます。

製作手順

粘土で形をつくる

つまみの形をつくり、ナットを背面に入れます。最終的にナットにはボルトのおねじが入るので、ナットの穴には粘土がないことがポイントです。
ナットを表面に埋めるだけだと、ナットが粘土から外れてしまいそうですが、意外と外れませんでした。また、外れたとしても瞬間接着剤で止めればいいかなという感じです。 ナットを表面でなく、埋め込んで作ってみたりもしたのですが、ナットが粘土の中で空回りしてしまい、うまくいきませんでした。
(奇跡的に1個だけうまくいったのですが、再現性なかったので紹介しません。)

花瓶は、丸い底を作った後、側面を巻き付けて余分な箇所を切り取り、接着部分を指で慣らしました。 余裕があったら側面に 模様を付けてもよかったのですが、取っ手づくりに四苦八苦しすぎてその余裕がなかったです笑

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粘土を乾燥させる

物の大きさに応じて2日ー7日程度乾燥させる必要があります。今回は1週間くらい放置しました。
乾燥させた結果、粘土の色が淡くなっているのがわかります。 f:id:GypsophilaRupi:20210111215629j:plain

オーブンで焼いた後、色付けをする

基本的にはオーブンで焼いた後、着色するみたいです。が、間違えて着色した後に焼きました。花瓶は陶器の感じを出そうと思い、着色はしていません。
焼き時間は取っ手が160℃で30分、花瓶が160℃で60分にしました。 取っ手はアクリル絵の具で着色した状態だったので、焦げたり割れたりしないか心配でしたが、意外と大丈夫でした。(一応焼くときにアルミホイルを被せました。)

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ニス塗りをする

セラミックつまみのような外観に憧れていたので、取っ手の表面はつるつるがいいなと思い、ニスを塗ってみることにしました。 結果的には艶が少しでたものの、気泡の跡が残ってしまいました。気泡ができるたびに針で刺して空気を抜いていたのですが、なかなか難しいですね。 f:id:GypsophilaRupi:20210111215740j:plain

最後に

取っ手づくりを企画した当初は、簡単にできると思っていたのですが、陶土にナットを付ける作業や、ニス塗りなど、意外と難しいポイントがありました。
Youtubeにあがっているような製作物のように綺麗に成形できるようになりたいと思う今日この頃です。また粘土系の工作をしてスキルアップを図りたいです。
とりあえずは、ドレッサーの蓋に使えそうな取っ手が何種類もできたので、満足しています。
それでは今年も実り多き年になりますように。