カーテン自動開閉機の自作 プロトタイプ ハードウェア編

前回、カーテン自動開閉機に関して、イメージ図を使って説明しました。

gypsophilarupi.hatenablog.com

今回は具体的にどのようなプロトタイプを作ったのかを説明します。

概念図とハードウェア部品

概念図と実際のハードウェアの中身は下図の通りです。 f:id:GypsophilaRupi:20191214230750p:plain

構成部品

必要なハードウェア部品は以下の通りです。
電装部品については割愛しています。

ウィンチと糸:カーテンを引っ張る部分

タミヤのギアボックス(モータ入り)

ミニモータ低速ギアボックス 4速(楽しい工作シリーズNo.189)を購入し、組み立てました。
重いカーテンを引っ張れるように最大ギア比の661.2:1で組み立てました。
金額は写真にもある通り716円でした。
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プーリー

100均のミシンのボビンを使用しました。
糸を巻き付けるのに使います。

身近にあるタコ糸を使用しました。

ウィンチを入れる箱:カーテンレールに取り付ける部分

タカチの箱

家に転がっていた株式会社タカチ電機工業の箱を使用しました。
外寸が76mm×44mm×99.5mmです。
今では規格に同じサイズがないようです。
ギアボックス取付穴を底面に、ギアボックスのシャフト支持のための穴を側面に開けました。

箱の取付板と取付金具:カーテンレールに取り付けれるようにする部品

タミヤの板

タミヤのユニバーサルプレートを使用しました。
もともと穴が大量に空いているので、穴あけの必要がなく、便利です。
550円程度で購入が可能です。私は家に転がっていたのを使用しました。

取付金具

部屋のカーテンレールの規格に合わせてウィンピアのダブルブラケットを購入しました。
真ん中に穴が開いているので、ボルトで固定が可能です。

ギアボックスON/OFF切り替えスイッチ:カーテンを閉めれるようにする部分

板ばね

プラチックの半丸棒(3mm)を温めて曲げて作成しました。糸が引っ張られるとギヤボックスと接触するような形状にし、そうなるように設置しました。

アルミテープ

板バネとギアボックスに張り付けました。糸が引っ張られるとアルミテープ同士が接触する仕組みで、接触したら電気が導通するように配線します。

まとめ

今回の機械では、指定時間にカーテンを開けるだけでなく、カーテンを閉めることができるということも大事です。
それを可能にしたのが ギアボックスON/OFF切り替えスイッチです。この板バネをスイッチとして使用するのがポイントです。
次回は電気部品やソフトウェアに関してです。